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二月は和風月明で「如月(きさらぎ)」ですが、意味は更に衣を重ねるという意味から「衣更着(きさらぎ)」となったそうです。また、如月(にょげつ)と読むと、寒い冬が終わって、春に向けて万物が動き出すという意味もあります。
この二つの意味をあわせると、二月はまさに冬と春の境界線だということがわかります。
植物に注目すると、3月になると植物は目に見えて芽吹いていきますが、じつは2月のこの時期は、地上から見えない「根」が少しづつ動き出す時期です。
来る春に向けて、どれだけ準備(根を伸ばす)できるかで、その後の成長が大きく変わるのです。
さて、のろしファームでも、2月は「根伸ばし月間」としています。
具体的には、今年度の生産計画に向けて舵をきっているところです。
私自身この「準備」をするというのが大の苦手分野でして、人生の課題でもあります。農業は天候を相手にするので、急な悪天候でその日に打ち合わせした計画ですら崩れることも日常茶飯事です。とはいっても、全くの無計画ではなく「どうせ計画とおりにはいかないから大ざっぱでよい」という考えで、「変化にその都度対応していくスタンス」をとっているといえばカッコいいのですが、一番近くで私をみている妻からすると「無計画の極み」と映ることもしばしばで心配させることも多いです。笑
では、今年こそ綿密で完ぺきな計画を作りあげるのか!?との問いには「ノー」です!笑
膨大なエネルギーをつかいます。だとするとやはり、今を精一杯やりきることが、未来に向けた一番の準備になるのかなとも思います。1日1日の積み重ねが自分を支える根になると信じて、2月はいつもより少し綿密で、大ざっぱな計画を立てるとします!