NOROSHI FARM JOURNAL 2024 10

いつも、のろしファームをご愛顧いただきありがとうございます。
 お待たせいたしました!令和6年産の新米のお届けがスタートいたしました。先ずは、今年も沢山のご予約ありがとうございます。今年も様々なことを乗り換え、皆様のもとへ新米をお届けすることができ感無量です。小売店の方にも新米が並び始め、令和の米騒動も落ち着いてきたかなと思いますが、来年の夏頃にはまた米が不足するとの予報もございますので、予断を許さない状況かと思います。ご予約いただいたお米は、不足のないよう責任を持って保管いたしますのでどうぞご安心ください。
 さて、お米は世界中で食べられている穀物ですが『新米』をこれほど楽しむ国は他にないと思います。『新米』と聞いただけで心躍り、ふっくらピカピカに光った米粒を想像してしまいます。
 米は本来熱帯が原産国の穀物ですが、日本は温帯で春夏秋冬四季があります。この四季をもっと細かく分けた『二十四節気七十二候』という暦があります。一年を七十二で分けると約5日。何気ない日常の中で季節は5日ごとに移ろいでいるのです。四季があり、厳しい気候・自然環境に暮らす日本人だからこそ、微妙な変化を敏感に感じ取ることができるのです。私はカナダや東南アジアで生活した経験がありますが、これほど季節に敏感に反応する国はなかったです。
 その中で、お米は、『春に種をおろし芽吹き、夏に青田になり、秋に黄金色にみのり、冬に雪下で休眠する』どうでしょう、絵葉書の様な景色が想像できませんか?故郷の田園風景を思い出しませんか?一年の稔りに心踊る『新米』は先祖代々受け継がれてきた遺伝子レベルの日本人の感性です。是非、一口目の新米は、いつもより感性を研ぎ澄まして食べてみてください。そして、一緒に食べているご家族、ご友人と喜びや楽しさをご飯と一緒に味わっていただけると、最高の新米日和の完成です。
 どうぞ、皆様の食卓がより豊かになることを心より願っております。  稗苗良太

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